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オムニツールズADP雇用統計は予想下振れ
ADP雇用統計
結果：10.3万人
予想：13.0万人
前回：11.3万人
12/6に発表されたADP雇用統計は予想を下回り、前回よりも少なくなりました。
前回よりも増えるという予想だったのでサプライズですね。
ADP雇用統計とは、米国の給与計算代行サービス大手であるオートマティック・データ・プロセッシング（ADP）社が、自社が取り扱う約50万社、約2,400万人の従業員の給与データをもとに、毎月1回、前月（先月）の米国の非農業部門の雇用者数を発表する経済指標です。
ADP雇用統計は、米国労働省が毎月1回発表する非農業部門雇用者数の先行指標として注目されており、金融市場や経済分析において重要な指標の一つとなっています。
ただ、ADP雇用統計は米国労働省が発表する雇用統計とは連動しないことも多く、市場が最終的に注目するのは労働省の雇用統計の方なので、あんまり市場に信用されてないんですよね・・・
今回の指標結果も市場の反応は限定的でした。
指標発表後はサプライズだったので米株は一時的に上がったのですが、長くは続かず元のトレンドに戻りました。（発表前は下がり気味だったので下降トレンドに戻った）
こんな感じの反応は市場の興味が薄いときに起きやすいです。
指標の結果でアルゴなどのHFTが一瞬で買い上げるも、人のトレードが続かないので手仕舞ったって感じなんだと思います。
HFTとは、High Frequency Tradingの略で、コンピュータープログラムを用いて、超高速かつ高頻度で売買を行う取引手法です。
HFTは、1秒間に数千回もの売買を行うことが可能で、わずかな値幅の差益を狙って利益を上げます。そのため、膨大な資金と高度な技術を必要とする手法です。
なので、今回の指標の結果は市場にそこまでのインパクトはなかったのですが・・・個人的には今週末の雇用統計は面白くなるんじゃないかなーと思っていたりします。
今週末の雇用統計はターニングポイントになるかも・・・（個人の感想です）
ADP雇用統計は労働省の雇用統計に連動しないから信用が薄いって話をしましたが、最近の労働省の雇用統計は発表の翌月に下方修正するケースが非常に多いんですよね・・・
直近数カ月の雇用統計のパターンとしては、ADP雇用統計が悪い→労働省の雇用統計は良い→またADP雇用統計は外したよ・・・って感じでして、米国の雇用環境はまだまだ健全！という結果になることが多かったです。
雇用環境は健全なままで、インフレだけが下がっていくという理想的な状況が続いているので、マーケットも底堅さを維持していました。
しかし、最近の雇用統計の連続下方修正を見てると実は正しいのはADPの方で、労働省の雇用統計は実態に即していないのでは？🤔とか思ったりしてます。
雇用統計の詳細な調査方法を把握している訳ではないのでただの想像なのですが、あるタイミングで実態に即した悪い結果が雇用統計に出るようになって、一気にリセッションが意識されて株価暴落とか起きたりして・・・
少し前までは専門家()がリセッションを警告するような記事はあっても、結局指標の結果は良かったのであんまり気になりませんでしたが、昨日JOLTSが予想を大きく下回ったという記事をアップしたように、実際の指標でも景気後退を思わせるような結果が出るようになってきたので、ワンチャン雇用統計でもサプライズあるかもしれません。
もし雇用統計がすごく悪くてリセッションが意識された場合どうなりますかねぇ・・・
第一候補としては、Bad News is Good News ということで、早期利下げが意識されて株価爆上げなのですが、深めのリセッションが意識された場合はもしかしたら株価暴落もあるかもしれません。
そして、もし株価暴落になった場合はチャンスだと思っています。
なんだかんだ言って米国のインフレは大分下がって来ているので、その気になればFEDは利下げや金融緩和で株価を下支えする余力があると思います。
景気後退になるなら尚更、インフレの下落は加速するでしょうから早期利下げも可能になるでしょう。
なのでもし今週末の雇用統計がサプライズで株価の暴落が起きるようなら積極的に拾っていきたいなぁと思ってます。
もちろん買えるレベルまで下げればの話ですが・・・
まあ、毎週発表されていて速報性が高い新規失業保険申請件数がまだそこまで増えていないので、たぶんサプライズは無いと思いますが・・・
準備はしておかないとチャンスを逃してしまいますからね！こういった想像（妄想？）もたまには必要なんじゃないかなーと思います😀